世界の成長基準

12 種類の公的基準。2つの種類があります——健康な子どもがどう育つべきかを測ったものと、ある集団が実際にどう育ったかを記録したもの。同じパーセンタイルでも意味が変わります。

これらの基準は互いに食い違います。並べて比べる →

各基準の正式名称はデータそのものから取っており、日本語版のない名称は原語のまま表示されます

どう育つべきか、それとも実際にどう育ったか

条件の良い環境で育ち、推奨どおりに授乳された子どもを測った表があります。健康な子どもがどう育つかを示すものです。

もう一方は、ある年代・ある土地の子どもが実際にどう育ったかを記録しただけのもの——その集団にあった低栄養や肥満もそのまま含みます。

だから第25パーセンタイルという位置は、2つで意味が違います。「本来育つべき姿より少し低い」なのか、「当時のその集団より少し低い」なのか。

最も見落とされやすいのは、WHO がひとつの表ではないことです。0〜5歳の表は健康な子どもを測ったもの。5〜19歳の表は1977年のアメリカのデータから再構成されたもので、1960〜70年代に測られた子どもたちを記録しています。5歳を過ぎると、比べる相手が入れ替わっています。

7 の国と地域の基準はどこから来たか

基準種類発行身長の対象範囲
中国本土4 種類の表の組み合わせ健康成長基準 + 選別のための判定値 + 等級評価中国国家衛生健康委員会(国家卫生健康委员会)2022-09-19 / 2018-02-23 / 2018 / 2018-06-1318歳
香港集団の記録香港衞生署(衞生署)、香港中文大学・香港大学と共同202418歳
日本3 種類の表の組み合わせ集団の記録 + 健康成長基準こども家庭庁(旧・厚生労働省)2023 / 2006 / 200719歳1か月
韓国3 種類の表の組み合わせ集団の記録 + 健康成長基準韓国疾病管理庁(질병관리청)、大韓小児科学会と共同2017-12 / 2006 / 200719歳1か月
イギリス(UK-WHO)2 種類の表の組み合わせ健康成長基準 + 集団の記録英国王立小児科・小児保健学会(RCPCH)2006 / 1990年(2009年に再解析)20歳
アメリカ(CDC / WHO 併用)3 種類の表の組み合わせ健康成長基準 + 集団の記録米国疾病予防管理センター(CDC)2006 / 2022-12-15 / 200020歳
WHO(世界保健機関)2 種類の表の組み合わせ健康成長基準 + 集団の記録世界保健機関(WHO)2006 / 200719歳1か月

ひとつの表だけを使っていない国もあります。イギリスの曲線は4歳未満で、アメリカは2歳未満で WHO の曲線を使い、それぞれが定めた年齢になってから自国の表に切り替えます。各基準を開くと、どこで分かれるかが見られます。

数値表

各基準の P3〜P97 の数値を月齢ごとに、指標ごとに1ページずつ。複数を並べて読むには比較のページを使ってください。 並べて見る

よくある質問

「基準」と「参照」は何が違うのですか
「基準」は子どもがどう育つべきかを測ったもの、「参照」はある集団が実際にどう育ったかを記録したものです。どちらがどちらか覚える必要はありません——各基準のページを開けば、最初の行にそう書いてあります。
WHO の基準はひとつですか、それとも2つですか
2つで、5歳でつながっています。だから5歳の誕生日をまたいで位置がどう変わったかを見るとき、その変化の一部は子どもではなく参照集団が入れ替わったぶんです。