解説

早産の赤ちゃんは修正月齢で読む

32 週で生まれ、まったく順調に育っている男の子が、 生年月日で引くと生後 3 か月で第 0.2 パーセンタイルに出ます。 赤ちゃんに問題はありません。表を引くのに使った月齢が違っています。

表は正期産から始まっている

WHO 2006/2007 の表は、正期産で生まれた赤ちゃんが生まれた日からどう育つかを 記述しています。32 週で生まれた赤ちゃんも、ほかの子が子宮の中で 過ごした 1.8 か月のあいだ育っていた のですが、表の上ではずっと低いところから始まります。その子を生年月日で引くというのは、 同じ身長に、より短い時間で到達しろと求めることです。

修正月齢はその時間を返します——実際の月齢から、早く生まれた週数ぶんを引く。37 週以降に生まれた子は正期産なので、修正は要りません。

修正を飛ばすと何を失うか

下の表の赤ちゃんはどれも、修正月齢ではちょうど第50パーセンタイルにいます——まったくふつうの子です。 並んでいる数字は、代わりに生年月日で引いたときに出るパーセンタイルです。

男の子の身長:修正月齢では中央値の赤ちゃんを、修正せずに読んだ場合
出生週数3か月6か月12か月18か月2歳
282.8 か月00.57.314.524.5
321.8 か月0.25.717.124.333.8
341.4 か月1.812.72430.238.9
360.9 か月923.13236.544.1

「—」は、まだ使える修正月齢がないという意味です。28 週で 生まれた赤ちゃんの修正月齢がゼロになるのは、生後 3 か月近くに なってからです。パーセンタイルは WHO 児童成長基準(2006)・WHO 成長参照(2007) の LMS パラメータから 計算しています。

差がひとりでに縮んでいく理由

どの行でも左から右へ読んでみてください。32 週の行は第 0.2 から第 33.8 まで戻ってきます。 早く生まれた週数は変わっていません。変わるのは、それがその子の人生全体のどれくらいを 占めるかです——生後3か月では3分の2、2歳では12分の1。

いつまで修正するかは帯で決まる

全員に共通の一点ではありません。広く行われているのは、どれだけ早く生まれたかで分ける形です。

  • 32〜36 週修正 12 か月まで
  • 32 週未満修正 24 か月まで

気をつける点が2つ。ひとつ、この帯は実際の月齢ではなく修正月齢で読みます32 週で生まれた生後 13 か月の子は、 修正では 11 か月なので、まだ窓の内側です。 ふたつ、この帯分けは RCPCH UK-WHO plotting guidance によるもので、WHO の基準の一部ではありません。WHO の基準は正期産で生まれた子どもから 作られていて、早産については何も言っていません。医師によって習慣は少し違い、 非常に早く生まれた子はもっと長く修正することもあります。かかりつけに従ってください。

修正をやめた瞬間、線が落ちる

修正が終わると、表を引くのに使う月齢が修正月齢から実際の月齢に飛びます。 子どもは変わっておらず、参照が変わったので、z 値が段差を作って下がります。 その段差の大きさは直接計算できます。

男の子:同じ計測値の z 値が、修正をやめた瞬間にどれだけ動くか
出生週数修正の終わり身長 z体重 z
34 週修正 12 か月-0.66-0.29
30 週修正 24 か月-0.50-0.32

身長の段差は体重の段差のおよそ2倍です。子どもが遅れたと読んで追いかけないでください——参照が切り替わったので あって、成長が変わったのではありません。修正の終わりを挟んだ2点は、 同じものを測っていません。

どちらの月齢を使ったか書き留める

修正月齢と実際の月齢の差は2か月足らずで、半年もすれば記録からどちらを入れたのか 誰にも分かりません。修正月齢の計算機は両方を同時に表示するので、 違うほうを書き写しにくくなっています。

自分の子どもの数で試す

出生時の在胎週数
37週以上が正期産です。退院時の書類や母子健康手帳に書かれています。

在胎週数と生年月日を入れると計算できます

計算はすべてブラウザ内で行われます。生年月日と在胎週数がサーバーへ送られることはありません。

よくある質問

修正月齢とは何ですか
実際の月齢から、早く生まれたぶんを引いたものです。40 週を基準にすると、32週で生まれた赤ちゃんは約 1.8 か月ぶんが引かれます。成長曲線を修正月齢で読むのは、その表が正期産で生まれた子どもがそこから育っていく姿を記述しているからです。
修正しないとどうなりますか
ふつうに育っている赤ちゃんが、とても小さいと読まれます。32週で生まれ、修正月齢ではちょうど中央値にいる男の子が、生年月日で引くと生後3か月で第 0.2 パーセンタイル、6か月で第 5.7 パーセンタイルに出ます。赤ちゃんに問題はなく、表を引くのに使った月齢が違っているだけです。
いつまで修正を続けますか
全員に共通の一点はなく、帯で決まっています。32〜36週で生まれた子は修正 12 か月まで、32週未満で生まれた子は修正 24 か月まで。これは修正月齢であって生後の月数ではないので、暦の上ではどちらの数字よりもあとに終わります。